敷金を一切返してもらえない・・・

賃貸マンションを退出する際の敷金について疑問

4年間住んでいた賃貸マンションを出たのですが、敷金24万円が大家から一切返金されていません。
しかも、不足分の6万円を追加で支払うように言われてしまいました。

その支払いは、以下のような修繕費として使われるとのことです。

  • クロスと床の全面張り替え
  • 扉の取ってを全て交換
  • 畳の取替え
  • 駐車場の舗装修繕費
  • クリーニング代金

これら全ての修繕費を「契約上あなたが支払わなければならない」と言われています。ちょっと怪しい内容ですが、見積もり明細も用意されていました。
また、契約書の特約事項には、「入居4年を経過すると、修繕費は借り主の全額負担」と小さく書かれていました。

私は煙草も吸いませんし、床や畳を傷付けるようなこともしていません。
これって不当請求だと思うのですが、どうなんでしょうか?

回答:修繕費は明らかな過失や破損の修復に使用されるものです

明らかに不当請求と考えられます。
敷金というものは、退出時に修繕等が必要な場合、その敷金の中から足りない分を支払うというものです。

この場合、部屋のクリーニング代は、原状回復の為に支払わなければいけませんが、その他の項目については、故意に汚してたり悪臭などが無ければ、修繕費を支払う義務はありません。

また、契約書に特約事項として書かれていとの事ですが、この件に関しては、”東京簡易裁判所平成16年10月29日の判例”が参考になります。
URL:http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/AF41B35618D72D1149256FC100244F92.pdf
その内容は、以下の要件を満たす場合、入居者が修繕費のすべてを負担しなくて良いという判決結果です。

  • その特約の必要性があり、暴利的でない等の客観的、合理的理由があること
  • 賃借人が、通常の原状回復義務を超えた修繕等の義務を負担することの説明を受け、理解し納得していること
  • 賃借人が、特約による義務負担の意思表示をしていること

今回のケースでは、これらのすべての項目を満たして無い事から、支払いの必要性は無いと考える事が出来ます。

また、こうした退去トラブルを解決するには、弁護士等の第三者を通じて行うということにも発展しかねません。下準備として、無料で相談出来る弁護士会、消費生活センターに問い合わせをしてみて、アドバイスをいただくという手もあります。

今後の賃貸契約では、契約書の内容にはしっかりと目を通しておきましょう。

不当請求に泣き寝入りする理由は有りません。